
「AIイラストに挑戦してみたいけど、どんなPCを選べばいいのか分からない…」
そんな悩みを抱える人は少なくありません。特に Stable Diffusion のような画像生成AIを使うには、普段あまり意識しないGPUやメモリといったスペックが重要になります。
でも大丈夫。この記事では、中古PCというコスパ抜群な選択肢を通して、Stable Diffusionに必要なスペックや選び方、おすすめモデルまでわかりやすく解説します。
予算15万円以内でも、しっかり性能を見極めれば快適なAIイラスト制作環境は手に入ります。初めての方でも安心して選べるように、ポイントをしっかり整理してお伝えしていきますね。
Stable Diffusion を始めるなら PC 選びが9割

中古でも大丈夫?AI イラストに必要な PC 性能とは
Stable Diffusion を快適に動かすためには、PC のスペックがすべてといっても過言ではありません。特に注目すべきは GPU(グラフィックスカード)で、画像生成AIの処理速度や安定性に大きな影響を与える重要なパーツです。
Stable Diffusion の動作には、CUDA コアや VRAM といった GPU の性能指標が関わってきます。CUDA は NVIDIA 製 GPU に搭載された高速演算ユニット、VRAMは画像生成に必要なメモリ容量のこと。快適に使うには VRAM が8GB 以上あると安心です。
さらに、CPU・メモリ・ストレージも見逃せません。
- CPU: Intel Core i7以上(第9世代以降が目安)
- メモリ: 最低16GB、できれば32GB
- ストレージ: SSD 搭載が前提。容量は512GB以上が安心
これらを満たす構成は、中古でも15万円前後のモデルにしっかり存在します。たとえば、RTX 2080 や Quadro RTX 4000 を搭載したモデルは、実績もあり人気です。
中古と聞くと「壊れない?」と心配になるかもしれませんが、信頼できるショップを選べば保証付きで安心して使える一台が見つかります。
失敗しないための「最低スペック」チェックポイント
Stable Diffusion 用に中古PCを選ぶとき、いちばん避けたいのがスペック不足による後悔です。画像生成AIはPCへの負荷が大きいため、「最低限どこまで必要か?」を知っておくことがとても大事です。
まず注目すべきは GPU。最低ラインは GeForce GTX 1660 SUPER(VRAM 6GB)あたり。ただし、より快適に使いたいなら、Tensorコアを搭載した RTX 2060 以上のモデルがおすすめです。VRAMは8GB以上が理想的です。
次に CPU。GPUほどではないものの、処理の安定性を左右します。Intel Core i5 第10世代以上がひとつの目安。より安心を求めるなら、Core i7 以上を選びましょう。
メモリは最低でも 16GBが必須。画像生成をスムーズに行うためには、32GBあればより安心です。
最後に ストレージ。HDDでは処理が遅くなるため、SSD 搭載が前提。容量は 最低512GB、理想は 1TB です。
この4点(GPU・CPU・メモリ・SSD)を押さえておけば、購入後に「動かなかった…」なんて失敗は防げます。チェックリスト感覚で確認してみてくださいね。
初心者がよく悩む「GPU の選び方」基礎知識
「GPU って種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない…」という声はとても多いです。Stable Diffusion 向けの PC を選ぶうえで、最も混乱しやすいのが GPU の選定。でも、大丈夫。ポイントを押さえれば、自分に合った構成が見えてきます。
まず知っておきたいのが、GPU には大きく分けて 「GeForce」シリーズ と 「Quadro」シリーズ があるということ。
- GeForce: ゲーミング向け。RTX 2060〜2080 などは AI 処理も得意
- Quadro: クリエイター・業務用途向け。AI 用途では RTX 4000 が人気
Stable Diffusion において重要なのは、VRAM(ビデオメモリ) と CUDA コア数。 VRAM は 8GB 以上あれば、画像生成中の安定性や大きな画像サイズへの対応力が大きく向上します。
以下は、中古市場でよく見かけるおすすめ GPU の一例です:
- GeForce RTX 2080(VRAM 8GB):現在でも高性能。処理速度とコスパのバランスが◎
- Quadro RTX 4000(VRAM 8GB):安定性が高く、長時間の処理にも強い
中古市場では、これらの GPU を搭載したモデルが 10〜15 万円前後 で流通しており、コストパフォーマンスも抜群です。 選ぶときは「AI に使えるって書いてある」だけじゃなく、CUDA や VRAM の数値を確認する習慣をつけるのがポイントです。
【比較】ノートPCとデスクトップ、AIに強いのはどっち?

ノートとデスクトップのメリット・デメリット
Stable Diffusion をやるには、ノートPCでもデスクトップでも可能です。ただし、それぞれに明確なメリット・デメリットがあります。どちらが“AI向き”かは、用途や環境によって変わってくるんです。
ノートPCのメリットは、やはり「持ち運べる」こと。趣味で少しずつAIイラストを楽しみたい方や、外出先でも作業したい人にとっては大きな利点です。さらに最近のゲーミングノートは冷却性能やスペックも向上しており、RTX 2060〜2080 を積んだモデルなら、Stable Diffusion も十分動作します。
一方、ノートPCのデメリットは、「冷却」と「拡張性」です。負荷がかかる処理では発熱が大きく、連続稼働させるとパフォーマンスが落ちることも。また、メモリの増設やGPUの換装が難しい点も見逃せません。
デスクトップPCのメリットは、パーツの交換や拡張がしやすく、安定した冷却性能を備えていること。大型のGPUも搭載可能で、長時間の画像生成や複数の処理を同時に行うのに向いています。中古市場では、15万円前後で非常にパワフルな構成が手に入るのも魅力です。
ただしデスクトップのデメリットは、「サイズ」と「設置場所の確保」。置き場所に余裕が必要ですし、モニターやキーボードなどの周辺機器も別途用意する必要があります。
どちらを選ぶか迷ったときは、「性能重視ならデスクトップ」「ライトユーザーや移動重視ならノート」と整理してみると、自分に合った選択がしやすくなります。
「RTX 2080」「Quadro RTX」の性能をわかりやすく比較
Stable Diffusion 用の中古 PC を選ぶとき、よく候補に挙がるのが GeForce RTX 2080 と Quadro RTX 4000。 どちらも AI イラスト生成に向いていて、15 万円前後で手に入る人気 GPU です。
GeForce RTX 2080 は、もともとゲーミング向けに開発された GPU ですが、Tensor コア搭載で AI 処理にも強いのが特徴。 VRAM は 8GB、CUDA コア数は 2944 と非常に高性能です。 処理スピードを重視したい人には、RTX 2080 がぴったりです。
一方で、Quadro RTX 4000 はプロ向けのクリエイターや設計用途を想定して設計されたモデル。 こちらも VRAM は 8GB、CUDA コア数は 2304。 RTX 2080 よりややスペックは控えめですが、安定性と精度を重視した設計になっており、長時間の処理でもパフォーマンスが落ちにくいのが強みです。
簡単にまとめると、
- RTX 2080: 処理スピード・コスパ重視。動作もサクサク軽快。
- Quadro RTX 4000: 安定性・信頼性重視。長時間稼働でも安心。
どちらも中古市場で同じくらいの価格帯で購入できるので、重視するポイント(スピード or 安定性)で選ぶのがコツです。
「15 万円で AI に最適」な中古モデルを具体紹介
「予算 15 万円以内で、Stable Diffusion が快適に動く PC はあるの?」 そんな疑問に対する答えは YES!中古市場には、スペックと価格のバランスが取れた“AI 向きモデル”がしっかりあります。ここでは代表的な 2 台を紹介します。
① OMEN by HP 15-dh1004TX(ゲーミングノート)
RTX 2070(VRAM 8GB)搭載のパワフルなノート PC。メモリ 16GB、512GB SSD で AI 画像生成にも十分対応可能。
冷却性能の高いゲーミング設計で、持ち運びと性能を両立したい人におすすめ。
② RAYTREK AT(Quadro RTX 4000 搭載デスクトップ)
プロクリエイター向け設計の高性能デスクトップ。Quadro RTX 4000(VRAM 8GB)に加え、Core i7・32GB メモリ・1TB SSD の構成で長時間処理でも安定。
本気で AI をやりたい人にぴったりの一台です。
※本記事で紹介しているモデルは代表的な一例です。中古市場の在庫は変動するため、最新のおすすめモデルは以下のまとめページをご覧ください。
👉 最新の中古 Stable Diffusion 対応 PC 一覧を見る
中古 PC でも Stable Diffusion は快適に動く?

実際に使えるスペック構成【ノート編】
「ノート PC って本当に AI イラストに使えるの?」と不安に思う方も多いかもしれませんが、正しいモデルを選べば、十分快適に使えます。
ポイントは GPU の性能と冷却設計。ここでは、中古市場で特に人気が高く、実績もある代表モデルとして OMEN by HP 15-dh1004TX を紹介します。
- GPU: GeForce RTX 2070(8GB VRAM)
- CPU: Intel Core i7-10750H
- メモリ: 16GB
- ストレージ: 512GB SSD
RTX 2070 は Tensor コアを搭載しており、Stable Diffusion に必要な AI 処理をしっかりこなせます。 また、ゲーミングノートとして設計されているため、冷却性能も高く、負荷のかかる処理でも安定して動作します。
さらにこのスペック構成なら、Photoshop や Clip Studio などの画像編集ソフトも快適に使えるため、生成後の編集作業までまとめてこなせるのも魅力。
中古価格は 12 万〜15 万円前後と現実的。「持ち運べる AI 環境」が欲しい人にとって、バランスの良い選択肢です。
安定性重視ならデスクトップ【代表構成】
「本格的に Stable Diffusion を使いたい」「長時間の生成処理を安定して続けたい」 そんな方におすすめなのが、デスクトップ PC。特に Quadro RTX 4000 搭載の RAYTREK AT は、安定性重視の構成として人気です。
- GPU: Quadro RTX 4000(8GB VRAM)
- CPU: Intel Core i7-9700
- メモリ: 32GB
- ストレージ: 1TB SSD
Quadro RTX 4000 は CUDA コア数・VRAM 構成ともに優れており、連続処理や高解像度出力に強いのが特徴。 加えて、大容量のメモリと高速ストレージにより、モデル読み込みや画像保存もスムーズ。
中古であれば 15 万円前後で手に入るため、価格以上の作業効率を求めたい人にぴったりな構成です。
【注意】中古 PC を買う前に知っておくべきポイント

「壊れやすい?」「サポートは?」中古購入の不安を解消
「中古 PC って、本当に大丈夫なの?」「買ったあとに壊れたりしない?」 そんな不安を感じる方も多いはず。でも、選び方さえ間違えなければ心配いりません。
まずチェックすべきは、販売店の信頼性です。 中古 PC 専門のショップでは、出荷前にクリーニングや動作確認、パーツ交換が行われており、不具合のある商品は基本的に販売されません。
また、初期不良対応や保証付きで販売されているケースが多く、安心して使い始めることができます。保証期間は数ヶ月〜1年など、ショップごとに異なるため、購入前に確認しておくと安心。
もし「整備済み品」や「リファービッシュ品」と書かれていれば、企業リースなどで使われた製品をしっかりメンテナンスしたモデル。状態が良くてコスパも高いケースが多いです。
逆に、個人間のフリマサイトやジャンク品扱いの PC は避けるのが無難。価格が安くても、動作保証がないものはリスクが高く、初期トラブルにつながる可能性があります。
失敗を避けるためには、「保証の有無」や「返品対応」など、購入前にしっかりチェックしておきましょう。
どこで買えばいい?信頼できる中古 PC ショップ 3 選
ここでは、Stable Diffusion に対応した中古 PC を安心して購入できる、信頼性の高いショップを 3 つ紹介します。
- ドスパラ中古
BTO パソコン大手「ドスパラ」が運営する中古部門。ゲーミングやクリエイター向けの在庫が豊富で、動作確認・保証付きで初心者にも安心。 - ツクモ 中古
パーツショップとしても有名なツクモ。GPU 搭載モデルの取り扱いが多く、スペック検索がしやすく保証内容も明確。 - フロンティア 再生品コーナー
リースアップ品や展示品を整備した「再生品」を扱っており、高スペック構成でも価格が抑えめ。掘り出し物が見つかることも。
これらのショップは、専門知識がなくてもスペックで絞り込みやすく、保証面も充実。 「価格+サポート体制+スペック条件」のバランスを見て選ぶのがポイントです。
オンラインのおすすめショップ【ショップ紹介リンクつき】
- PC WRAP
一推しの安心ショップ!最大の魅力は3 年保証付き。
保証期間が長くてサポートも丁寧なので、初めての中古購入でも安心感がダンチ。 - Qualit(クオリット)
法人リースアップ系の高品質中古が中心。ノート PC のバッテリー保証あり。
定期的に RTX 搭載モデルも入荷されていて、安定志向の人におすすめ。 - リコレ!by ソフマップ
ゲーミングマシンやハイスペックモデルも多数。
ソフマップ運営で信頼性高く、リユース品でもサポート体制がしっかりしています。
これらのショップは、検索しやすく、サポートや保証も充実。 中古 PC が初めてでも、安心して購入できる環境が整っています。 「価格・スペック・サポート」3 点のバランスを見ながら選ぶのがポイント。
これらのショップは、スペックでの絞り込みやサポート面がしっかりしていて、初心者にも扱いやすいのがポイント。 「価格だけでなく、保証やアフター対応も含めて総合的に選ぶ」ことが、中古 PC 選びで失敗しないコツです。
スペックの見方が不安な人向け:失敗しない選び方ガイド
「スペック表って何が書いてあるのか分からない…」「見ても結局、選べない…」 そんなふうに感じている方のために、Stable Diffusion 用 PC を選ぶときにチェックすべきポイントを、シンプルに整理しました。
以下の項目を優先的に見るだけで、最低限のチェックはバッチリできますよ。
- ✔ GPU(グラフィックスカード)
最優先で見るポイント。RTX 2060 以上、または Quadro RTX 4000 クラスがおすすめ。
VRAM は 8GB 以上あると快適です。 - ✔ メモリ(RAM)
16GB は必須ライン。余裕があるなら 32GB を目指すと安定性がアップ。
中古ゲーミング PC なら後から増設できるモデルも多めです。 - ✔ CPU(プロセッサー)
「Intel Core i7 第 9 世代以上」や「Ryzen 7」あたりを目安に。
型番の数字が 9000 番台以上なら大体 OK。 - ✔ ストレージ(SSD)
SSD 搭載は必須。HDD だと処理が遅くてストレスになります。
容量は最低 512GB、できれば 1TB が理想的。
逆に、画面サイズや光学ドライブの有無などは、AI イラスト用途ではそれほど重要ではありません。
コツ: 必要条件をクリアしていれば、あとは予算や状態、保証の有無で比べるだけ。 慣れてくると、スペック表をパッと見ただけで「これは使える!」「これは微妙かも…」が感覚で分かるようになりますよ。
結論|Stable Diffusion 初心者におすすめの PC はこれ

本気でやるなら「デスクトップ」がおすすめな理由
Stable Diffusion を継続的に使っていきたいなら、やはりデスクトップ PCが最有力。 理由はシンプルで、同じ予算でも性能・冷却・拡張性のすべてが上回るからです。
例えば、15 万円あれば、GPU に Quadro RTX 4000 や RTX 2080 クラス、メモリ 32GB、1TB SSD といった構成も十分狙えます。 ノートでこの構成を実現しようとすると、20 万円以上になることもあります。
また、AI イラスト生成は負荷が大きいため、冷却性能も非常に重要。 デスクトップならエアフローが確保されやすく、長時間稼働でも安定性を保てます。
そして、拡張性も魅力。用途が広がっても、メモリやストレージの増設、GPU の交換などがしやすく、長く使い続けられる柔軟性があります。
それでもノートにするなら、この条件をクリアしよう
「スペースがない」「外でも作業したい」などの理由でノートを選ぶなら、性能面で妥協しすぎないことが大切です。
- GPU: RTX 2070 / 2080 搭載機(VRAM 8GB)
- 冷却設計: ゲーミングブランド(OMEN、MSI、LEGION など)
- メモリ: 16GB 以上
- ストレージ: SSD 512GB 以上
さらに、Thunderbolt ポートがあれば、将来的に外付け GPU(eGPU)も検討できるなど、拡張性の余地も生まれます。
迷ったらここ!予算別のおすすめ構成まとめ
- 予算 10 万円以下:
・GeForce GTX 1660 SUPER 搭載デスクトップ(VRAM 6GB)
・メモリ 16GB、SSD 512GB
→ 軽めの生成やお試し用途向け - 予算 10 万〜13 万円:
・RTX 2060〜2070 搭載ノート or デスクトップ(VRAM 8GB)
・Core i7、メモリ 16GB、SSD 512GB 以上
→ 初心者が本格的に始めるならこのゾーン - 予算 13 万〜15 万円:
・RTX 2080 / Quadro RTX 4000 搭載機(VRAM 8GB)
・メモリ 32GB、SSD 1TB
→ 安定性・高解像度対応・拡張性重視の構成
あくまで一例ですが、この予算別の目安を基に、自分のスタイルや目的に合った PC を選んでみてくださいね。
👉 最新の中古 Stable Diffusion 対応 PC 一覧を見る
あとがき|みんなの環境も知りたい!コメントしてね
最後まで読んでいただきありがとうございます!この記事が、Stable Diffusion を始めたい人の助けになればうれしいです。
「この記事で選びやすくなった」「うちはこの構成で動かしてるよ〜」など、 ぜひ #中古PCでAIイラスト のタグを付けて、X(旧Twitter)で投稿してみてください💬
みんなの環境をシェアすることで、ほかの初心者さんのヒントにもなるし、 なにより「自分もやってみたい!」って人がどんどん増えていくと思います🌱
あなたの AI イラストライフ、ここからはじまりますようにっ✨

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