
「ゲーミングノートPCって書いてあったのに、なんだか動きがカクカクする…」
そんな経験、もしかしたらあなたのまわりでも聞いたことがあるかもしれません。実はこれ、“買ってはいけないモデル”を選んでしまったことが原因かもしれないんです。見た目が派手で価格も手頃。つい「これで十分」と思ってしまいがちですが、じつは性能に大きな落とし穴があることもあります。
この記事では、初めてゲーミングノートPCを買おうとする方に向けて、「買ってはいけないモデルの特徴」と、選ぶときの注意点をわかりやすく解説していきます。
はじめに|ゲーミングノートPCで失敗したくないあなたへ

せっかくゲーミングノートPCを買ったのに、「思ったほどゲームが快適じゃなかった…」という声は意外と多く聞かれます。
これは、見た目や名前は“ゲーミング”っぽくても、実際の性能が追いついていないモデルを選んでしまったケースに多いです。たとえば、ビジネスや動画編集向けのPCを“それっぽく”見せている商品もあり、初心者ほど判断が難しくなりがちです。
「GTX1650」「8GBメモリ」といったスペックでは、最新ゲームをスムーズに楽しむには心もとない場面も多く、パーツ交換が難しいノート型では取り返しがつきません。
この記事では、こうした“選び方の落とし穴”を避け、後悔しないためにチェックすべきポイントをわかりやすく紹介していきます。
【初心者注意】買ってはいけないゲーミングノートPCの特徴5選
一見するとゲーミング仕様に見えても、実は“ゲームに不向き”なノートPCは意外と多く存在します。
とくに初心者の方は、「グラボ付き」「かっこいいデザイン」などの表面的な部分に惹かれて、性能や構成を見落としてしまいがちです。
ここでは、よくある「買ってはいけないモデル」の特徴を5つにまとめました。
初めてゲーミングノートPCを選ぶときのチェックリストとして、ぜひ参考にしてみてください。
1. ゲーミングを名乗るのにGPUがGTX1650以下

1. 「ゲーミング」を名乗っていてもGPUがGTX1650以下
「グラフィックボード(GPU)付き」と聞くと、一見“ゲームに強そう”に思えるかもしれません。
ですが、GTX1650は2019年に登場したエントリー向けモデルで、2025年の今では最新ゲームに対応するには性能が足りないケースが多いです。
たとえば、以下はGTX1650搭載ノートPCでのFPSベンチマーク結果です:
ゲームタイトル | 設定 | 平均FPS(参考) |
---|---|---|
Apex Legends | 中設定 | 約91fps |
Apex Legends | 高設定 | 約64fps |
Fortnite | 中設定 | 約103fps |
このように、ある程度のパフォーマンスは出せるものの、最新の3Dゲームを高画質&安定動作で楽しむには心もとない場面もあります。
さらにやっかいなのが、「ゲーミングノートPC」として売られていても、見た目だけゲーミング風なモデルが存在すること。RGBライティングや赤×黒のデザインなどで「それっぽく」見せているだけで、GPU性能が追いついていないケースもあります。
快適にプレイしたいなら、RTX3050以上のGPUを搭載したモデルがおすすめです。
RTXシリーズはレイトレーシング対応で映像も美しく、全体のバランスも良好です。中古で探す場合も、できるだけこのラインを意識すると安心できます。
2. メモリ8GBまたはシングルチャネル構成

スペック表で見落とされがちなのが、「メモリ構成」です。
実はこれ、ゲームの快適さに直結するめちゃ重要なポイントなんです。
まず、「メモリ8GB」と聞くと一見十分に思えるかもしれません。
でも実際には、最近のゲームタイトルは単体で4〜8GB以上を使うものも多く、さらにOS・ブラウザ・配信ツールなどを同時に使うと、あっという間に容量オーバーになります。
さらに見逃せないのが、「シングルチャネル構成」という落とし穴。
これはカンタンに言うと、メモリが1枚しか刺さっていない状態のこと。
この構成だと、データのやり取りが一方向しかできず、処理スピードが下がる傾向があります。
一方で、「デュアルチャネル構成」(メモリが2枚)なら、同時並行で処理できるため、ゲーム中のラグやカクつきを減らせるんです。
実際、「GPUやCPUは悪くないのに、なんか動きがモッサリする…」という声の原因が、メモリ構成にあるケースもよくあります。
安心してゲームを楽しみたいなら、メモリは最低でも16GB、かつデュアルチャネル構成のモデルを選ぶのがベストです。
購入前に、スペック表やレビュー欄で必ず確認しておきましょう。
なお、「デュアルチャネル構成」と書かれていない製品も多いため、
「8GB×2」などの記載があるか、またはレビューや販売ページでスロット数を確認するのがおすすめです。
もし記載がない場合は、「空きスロットがあるか?」「自分で追加してデュアルにできるか?」などもチェックしてみてください。
3. SSD容量が256GB以下 or HDD搭載モデル

ゲーミングノートPCでは、ストレージの「速度」と「容量」がどちらも超重要です。
まず注意したいのが、HDD(ハードディスク)搭載モデル。
HDDはSSDと比べて圧倒的に読み書きが遅く、ゲームの起動やロードにストレスを感じやすくなります。
たとえば、SSDなら10秒で立ち上がるゲームが、HDDだと30秒以上かかることもあります。
さらに、最近のゲームはどれも容量がとっても大きいです:
- Call of Dutyシリーズ:約100〜150GB
- Cyberpunk 2077:約70GB〜
- Apex Legends:約60GB以上(アップデートで増加中)
このように、ゲームを数本インストールするだけで256GBのSSDはあっという間に限界になっちゃいます。
しかもWindowsなどのシステム領域も使うため、実際に使える容量はもっと少なめ。
ストレージが満杯に近づくと、動作が重くなったり、SSDの寿命にも悪影響を及ぼします。
快適に使うためには、SSDは最低でも512GB以上がおすすめ。
できれば1TBあると安心です。中古の場合でも、増設・換装できるかどうかをチェックしておくと安心ですよ。
● OS ごとSSDの換装はどうするの?
バックアップやSSD換装を検討している方は、「ShadowMaker」のような無料ツールもチェックしてみてください。(OSの移行になると製品版が必要です)
▶MiniTool ShadowMaker の使い方!Windows のバックアップ・クローン作成を徹底解説

4. 排熱設計が甘く冷却性能に難あり

ゲーム中にPCがどんどん熱くなって、急に重くなる or カクつくこと、ありませんか?
それ、冷却性能が足りていない=“熱暴走”のサインかもしれません。
ゲーミングノートPCは、高性能なパーツを小さな筐体にギュッと詰め込んでいるので、どうしても発熱量が大きくなります。
この熱をうまく逃がせない設計だと、サーマルスロットリング(自動的に性能が制限される現象)が発生して、フレームレートが急に落ちるなどのトラブルが起こるんです。
とくに注意したいのが、以下のような冷却設計の特徴:
- 筐体が薄く、小型・軽量すぎるモデル
- 冷却ファンが1基しかない構成
- 吸排気口の位置や数が少ない
- 高温になるパーツが内部で密集している
こういったモデルでは、ゲーム中にCPUやGPUの温度が90℃以上に達することも珍しくなく、PCの寿命を縮める原因にもなります。
購入前には、レビュー記事や動画で「温度・ファン音」などの検証結果を確認するのがポイント。
また、公式ページで「ヒートパイプの本数」や「通気設計」が詳しく書かれているモデルは、冷却にも力を入れている証拠です。
快適なプレイ環境と長く使えるPCを選ぶためにも、冷却性能は絶対に軽視しないようにしましょう。
● ミニPCでもゲームできる?
ちなみに最近は、ミニPCに外付けGPU(Oculink)をつなぐスタイルも注目を集めています。
発熱の少ない小型PCでゲームも楽しみたい方は、以下の特集ページもぜひ参考にしてみてください。
5. 激安ノーブランドや無名メーカー製

「おっ、10万円以下でRTX搭載?これはお得かも…」
そんなふうに思ってしまう格安ゲーミングノートPC、確かに魅力的に見えますよね。
でも、メーカーの信頼性やサポート体制を無視して選んでしまうと、あとで後悔するケースが本当に多いんです。
無名メーカーや格安ノートでよくあるトラブルの一例がこちら:
- 初期不良やパーツ不良が多い
- BIOS設定やドライバ関連のサポートが不十分
- パーツ構成に一貫性がなく、修理時に互換性トラブルが起きやすい
- 保証期間が短い、または実質サポートなし
さらに、電源周りの品質が低いと、数ヶ月で「充電が持たない」「突然シャットダウンする」なんてことも…。
また、独自設計のため中古でパーツ交換や修理が難しいといったリスクもあります。
だからこそ、特に初心者さんは信頼できるブランド(例:ASUS、MSI、Lenovo、Dellなど)から選ぶのが安心です。
価格が魅力でも、見えないトラブルに悩まされたら本末転倒。
見た目やスペックだけでなく、「サポート」「信頼性」もセットで比較するようにしましょう。
また、「中古ゲーミングPCは買うべき?新品との違い」なども参考にして、見えないリスクまで把握してから選びましょう。
ゲーミングノートPC選びで失敗しないための基準とは?

ここまで、買ってはいけないゲーミングノートPCの特徴を紹介してきました。
では逆に、「これを選んでおけば安心」と言えるスペックやポイントはどこにあるのでしょうか?
このセクションでは、初心者の方でも失敗しにくい“最低限の基準ライン”と、中古を検討するときのチェック項目をまとめて紹介します。
初心者が選ぶべき“最低限のスペックライン”
ゲーミングノートPCに求められる性能は、思っている以上に高めです。
とくにフルHD解像度で最新タイトルを快適に楽しみたいなら、以下の構成を目安にすると安心です。
✅ 安心して選べるスペックの目安
- GPU:RTX3050以上(できれば3060〜)
- CPU:Core i5-11400H以上 / Ryzen 5 5600H以上
※Ryzenについてよく知らない方は、以下のガイドも参考にしてみてください。
▶ はじめてのRyzen入門講座|Intelとの違いや選び方をわかりやすく解説 - メモリ:16GB(デュアルチャネル)
- ストレージ:SSD 512GB以上
- ディスプレイ:リフレッシュレート120Hz以上 推奨
この構成なら、ApexやVALORANTのようなFPSゲームから、MMORPG・ストーリー系まで幅広く対応可能です。
もちろん、予算に余裕があるならRTX4060搭載・メモリ32GBといった上位構成も◎ですが、
「とりあえず快適に遊びたい」という方は、まずこのラインを基準にして選んでみてください。
中古ゲーミングPCは買うべき?新品との違い
中古ゲーミングPCは買うべき?新品との違い
「新品はちょっと高いし、中古でもいいかな…」
そんなふうに感じる方も多いはず。確かに中古は価格面での魅力が大きいですが、その分チェックすべきポイントもいくつかあります。
✅ 中古PCを選ぶときのチェックポイント:
- バッテリーの劣化具合(交換可能かどうかも確認)
- SSDの寿命(使用時間・TBWなどの指標に注目)
- 保証の有無と期間
- 冷却性能の劣化(ホコリ詰まりやグリス劣化の可能性)
これらはパッと見では分かりづらい部分ですが、購入後のトラブルにつながるリスクもあるため、事前にしっかり確認することが大切です。
信頼できる販売店(例:じゃんぱら、ドスパラ中古、ソフマップなど)なら、検品済み・保証付きの製品を扱っていることが多く、初心者でも比較的安心です。
ただし、「見た目がキレイ=中身も安心」とは限らないので、スペック表や使用履歴をチェックしたうえで、自分にとって必要な性能がちゃんと満たされているかを見極めましょう。
● ゲーミニングPCは中古でもOK?
中古ゲーミングPCと新品モデル、それぞれのメリット・デメリットをさらに詳しく比較したい方は、以下のガイドもあわせてチェックしてみてください。
まとめ|見た目に騙されず、本当にゲームが快適なPCを選ぼう

まとめ|見た目に騙されず、本当にゲームが快適なPCを選ぼう
“ゲーミングノートPC”という名前や派手なデザインに惹かれて選んでしまったけれど、
「実際にゲームしてみたら思ったより快適じゃなかった…」という声はあとを絶ちません。
この記事で紹介した「買ってはいけない特徴」は、どれも初心者の方がつまずきやすいポイントばかりです。
- GPUが非力(例:GTX1650)
- メモリが8GB or シングルチャネル
- ストレージが少なすぎる(256GB以下 or HDD)
- 冷却性能が不十分
- サポートの薄い無名メーカー製
大切なのは、「見た目がゲーミングっぽいかどうか」ではなく、実際にどれだけ快適に動くか。
あなたが長く安心してゲームを楽しめる1台を選ぶために、この記事が少しでも参考になればうれしいです。
なお、「どれを選べばいいのか分からない…」という方には、
当サイトが厳選した初心者向けのおすすめゲーミングノートPC特集を現在準備中です。
ページが公開され次第、この記事からもご案内いたしますので、ぜひチェックしてみてください。
💻 HP OMEN 15-DH1004TX【132,000円】
🛒 おすすめポイント
✅ 第10世代 Core i9 / メモリ32GB / SSD 512GB
✅ RTX 2080 SUPER (Max-Q) 搭載で重たいゲームも快適
✅ 15.6インチ FHD & 高リフレッシュレート対応モデルもあり!
💡 詳細スペック
CPU:Core i9-10885H (2.4GHz, 8コア16スレッド)
メモリ:32GB DDR4(最大32GB, スロット×2)
ストレージ:SSD 512GB(M.2 NVMe)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q(8GB)
ディスプレイ:15.6インチ FHD (1920×1080)
OS:Windows 11 Pro
その他:HDMI / Mini DisplayPort / USB3.0×3 / Type-C (Thunderbolt3) / 有線・無線LAN / Bluetooth / テンキー / バックライトキーボード
⚠️ 中古品につき使用感あり(キズ・塗装ハゲなど)、動作は正常です。
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