
データをうっかり削除してしまったとき、「どうしよう」「ちゃんと元に戻せるのかな」と不安になりますよね。特に、はじめて復元ソフトを使う方にとっては、操作のむずかしさや安全性が気になるところです。
そんなときに頼りになるのが、EaseUS Data Recovery Wizard です。シンプルな操作で、SDカードやUSBメモリなどの消えたデータをかんたんに復元することができます。
この記事では、初心者の方でも迷わず使えるように、インストールから復元までの手順を順を追ってご紹介します。操作に不慣れな方でも安心して進められるように、実際の流れや注意点もていねいにまとめました。
- 1. EaseUS って何ができるの?【ざっくり機能紹介】
- 2. EaseUS の使い方を3ステップで解説
- 2.1. 【STEP1】EaseUS のインストール方法
- 2.2. 【STEP1.5】初回起動時の画面から復元の流れを確認しよう
- 2.3. 【STEP2】削除したファイルをスキャンしてみる
- 2.4. 【STEP3】復元できそうなファイルを確認&復元
- 2.5. 保存先のフォルダを細かく指定しなくてもいい?
- 2.6. 復元は時間に余裕をもって
- 3. トラブルがあったら?よくあるエラーと対処法
- 3.1. 復元できないケース
- 3.2. スキャンできないケース
- 4. まとめ:最初の一歩を踏み出せたら、あとは簡単
- 4.1. 関連記事はこちらもどうぞ
EaseUS って何ができるの?【ざっくり機能紹介】

EaseUS Data Recovery Wizard は、誤って削除したファイルや、フォーマットしてしまったドライブなどからデータを復元できるソフトです。専門的な知識がなくても使いやすく、初心者の方でも安心して利用できます。
たとえば、以下のようなメディアやファイル形式に対応しています。
- 対応メディア:HDD、SSD、USBメモリ、SDカード など
- 対応ファイル形式:写真、動画、ドキュメント、音声ファイル など
また、無料版と有料版では利用できる機能に違いがあります。
- 無料版:最大 2GB までのデータを復元可能
- 有料版:データ量の制限なし。技術サポートも利用可能
よりくわしい情報は、以下の公式ページでも確認できます。
EaseUS の使い方を3ステップで解説

ここからは、EaseUS Data Recovery Wizard を実際に使って、データを復元するまでの操作手順をくわしくご紹介します。インストールからスキャン、ファイルの復元まで、順番に確認していきましょう。
【STEP1】EaseUS のインストール方法
まずは、EaseUS Data Recovery Wizard をパソコンにインストールします。インストール作業はシンプルなので、初めての方でも安心です。以下の手順にそって進めてみましょう。
- EaseUS 公式ダウンロードページにアクセスする
- 「無料ダウンロード」ボタンをクリックして、インストーラーを保存する
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動する
- 表示される画面にそって、インストールを完了させる
インストールの途中で、他のソフトを同時にインストールするようなオプションが表示されることがあります。必要ない場合は、チェックを外してから進めるようにしましょう。
EaseUS 公式ダウンロードページにアクセスする

「無料体験」ボタンをクリックして、インストーラーを保存する

Mac ユーザーの方は、「Mac向けバージョンはこちら」をクリックしてください。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動する

表示される画面にそって、インストールを完了させる

【STEP1.5】初回起動時の画面から復元の流れを確認しよう
インストールが終わったあと、EaseUS Data Recovery Wizard を起動すると、はじめにセットアップウィザードのような画面が表示されます。これは初回のみの案内で、特別な設定を求められることはありません。
案内にそって「次へ」をクリックしていくだけで、復元操作の準備画面までスムーズに進めます。以下はその画面の一例です。
この画面が終わると、スキャン対象の選択画面に進みます。次のSTEPで実際の復元作業をはじめましょう。
PCを選択

場所を選択

紛失データの検索

【STEP2】削除したファイルをスキャンしてみる
ソフトのインストールが終わったら、次は削除してしまったファイルをスキャンしてみましょう。操作はシンプルなので、手順どおりに進めれば大丈夫です。SDカードでもUSBメモリでも考え方・操作方法は同じです。

- EaseUS Data Recovery Wizard を起動する
- スキャンしたいデバイス(例:USBメモリやSDカード)を選択する
- 「スキャン」ボタンをクリックする
スキャンが始まると、自動的に進行状況が表示されます。デバイスの容量によっては、少し時間がかかることもありますが、途中で操作を止めずに完了まで待ちましょう。
初めて復元を行う場合は、全体の作業時間として30〜60分程度を見込んでおくと安心です。特に、HDDなどの容量が大きいデバイスをスキャンする際は、より時間がかかることもあります。
復元作業は慎重に進めることが大切なので、時間に余裕のあるときに実行するのがおすすめです。
なお、外付けHDDや複数のドライブが接続されている場合は、選択ミスに注意が必要です。スキャンする前に、対象のデバイスをしっかり確認しておきましょう。
EaseUS Data Recovery Wizard を起動する

スキャンしたいデバイス(例:USBメモリやSDカード)を選択してスキャンを実行する

今回は、USBメモリのデータを削除して復元できるか試してみます。(SDカードを使っても作業手順は同じです)
スキャン結果が表示されるまで待つ

これくらいのサイズですと、10分かかるかかからないかで終了しました。

💡ヒント:PC全体をスキャンする設定は、もっとも範囲が広く時間もかかります。
削除したファイルの場所が分かっている場合は、できるだけスキャン対象を絞り込むのがおすすめです。
よく相談されるケース No.1
USBメモリやSDカードなどの外部メディア上でファイルを直接編集しているときに、突然ファイルが見えなくなったり消えてしまったように感じるケースがあります。これは、実際にはファイルが完全に削除されておらず、「見えないだけ」という状態になっていることも少なくありません。
そのような場合でも、EaseUS のスキャン機能を使えば、見えなくなったファイルを検出して復元できる可能性があります。慌ててフォーマットしたり、新しいデータを上書きしてしまう前に、まずはソフトでスキャンして状況を確認してみることが大切です。
【STEP3】復元できそうなファイルを確認&復元
スキャンが完了すると、復元できるファイルが一覧で表示されます。ここでは、実際に復元するファイルを選んで保存していきます。
選び方のポイントは以下のとおりです。
- プレビュー機能:
画像やドキュメントは内容を事前に確認できるので、間違えて復元するのを防げます - チェックマーク:
復元したいファイルにチェックを入れておくと、まとめて復元ができます - 保存先の注意:
復元先は元の場所とは違う場所を選ぶのが基本です。同じ場所に保存すると、データが上書きされて復元できなくなる可能性があります
たとえば、USBメモリのデータを復元したい場合は、別のフォルダやローカルドライブを保存先に指定するのがおすすめです。
スキャン結果表示画面から削除したファイルを探す

今回は写真を探すので、ピクチャ内のjpgフォルダを探します。
復元したいファイルを選択して復元をクリックする


必要であればプレビュー機能を利用してファイルを確認することができます。
復元先を指定して復元

画像があったUSBメモリではなく、必ずその他のドライブへ保存してください。
復元されたファイルを確認する

保存先のフォルダを細かく指定しなくてもいい?

EaseUS では、復元したデータを保存する際、指定したドライブの中に自動で専用フォルダが作成されます。このフォルダ名は、タイムスタンプをベースに一意に決められているため、上書きされることは基本的にありません。
ただし、復元作業を何度も繰り返すと、フォルダがどんどん増えていってしまいます。同じタイミングでまとめて復元できる場合は、一度にまとめて実行し、その後にフォルダごと整理するのがおすすめです。
復元は時間に余裕をもって
初回の復元では、予想よりも時間がかかることがあります。容量の大きなHDDを対象にスキャンする場合などは、30〜60分ほどの時間を見込んでおきましょう。フォルダの数も増えてくるので、復元作業のあとにしっかり整理しておくことが大事です。
細かく保存先フォルダを指定しなくても復元は可能ですが、作業が終わったあとに、どのデータがどこにあるか分かるように整理しておくと、あとから見直すときにスムーズです。
より詳しく知りたい方は、以下のガイドも参考になります。
▶USBメモリのデータを復元する手順をくわしく見る
また、実際にEaseUSを使って写真データを復元してみた体験レビューもあります。復元できたファイルの種類や使い勝手を知りたい方はこちらもどうぞ。
▶EaseUSでSDカードの写真を復元してみたレビュー記事を読む
トラブルがあったら?よくあるエラーと対処法

操作中にうまくいかない場合でも、あわてずに原因を確認してみましょう。よくあるエラーとその対処法をまとめました。
復元できないケース
- デバイスが物理的に破損している:ソフトでは対応できないことがあります
- データが上書きされている:削除後に新しいデータを書き込むと、復元が難しくなります
これらのケースでは、できるだけ早くスキャンを実行することが重要です。データの書き込みが進む前に対応することで、復元できる可能性が高くなります。
スキャンできないケース
- デバイスが認識されない:接続をいったん外して、別のUSBポートを試してみてください
- 管理者権限で実行していない:ソフトを右クリックして「管理者として実行」を選ぶと改善する場合があります
それでも解決しない場合は、公式のサポートやFAQを確認するのもひとつの方法です。ソフト側の設定や環境によって、対処法が異なることがあります。
アプリが使えるか使えないかの判断についてもっと知りたい方は、こちらのレビュー記事をご参考ください。
▶アプリが使える?使えない?判断に迷ったらチェック!
まとめ:最初の一歩を踏み出せたら、あとは簡単

EaseUS Data Recovery Wizard は、シンプルな操作で大切なデータを取り戻せる復元ソフトです。初心者の方でも使いやすく、実際の画面にそって進めるだけで復元ができるのが特長です。
インストールからスキャン、ファイルの選択と復元までの手順を覚えておけば、いざというときにも落ち着いて対応できるようになります。はじめての操作でも、この記事を見ながらなら迷わず進められるはずです。
復元するデータの容量が多い場合や、より確実に対応したい場合は、有料版の利用も検討してみてください。サポートや追加機能が使えることで、さらに安心して作業を進められます。
インストール手順をもう一度確認したい場合はこちらからどうぞ。
EaseUSのインストール手順を確認する
ほかにも、HDDのデータ復元に関する情報を知りたい方は、以下の記事も参考になります。
HDDのデータ復元方法をくわしく見る
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