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DRAM・SSDの高騰とメモリ不足の最新動向を解説するニュース系アイキャッチ画像

2025年の後半に入り、「メモリ不足」「SSD不足」というキーワードがPC市場で急速に存在感を増しています。

特に Micron の一般向け撤退(Crucial終了報道を含む)や、AI需要による生産シフトが影響し、

「この先いつまで品薄が続くのか?」
「PCは今買うべきなのか?」

と悩む声も増えています。

本記事では、メモリ・SSD不足が加速している背景、2026〜27年まで続くと見られる価格上昇の見通し、そして “PCは今買うべきか” というもっとも気になるポイントについて丁寧に整理します。

AI需要で“メモリ不足”が加速している背景

結論として、メモリ不足の背景には AIサーバー向け需要の急拡大 があります。

大手メーカーは一般向けDRAM・NANDよりも、利益率が高く需要が急成長している HBM(高帯域メモリ)などAI向け製品 に生産リソースをシフトしています。

※本記事のMicron投資に関する情報は、複数の海外報道(Nikkei Asia、Reuters 等)によるものです。現時点でMicron公式からの正式リリースは確認できていません。

※Crucialブランド終了については、Micron公式(Crucial Memoryの公式X投稿)にて一般向けCrucial製品の販売終了が明確に発表されました。

この動きは、一般向けメモリ・SSD市場の縮小を示す大きな節目と言えます。

Micronの1.5兆円投資とAI向けシフト(報道ベース)

複数の大手報道によれば、Micron は広島拠点でAI向けメモリ生産を強化するため、約1.5兆円規模の投資を検討している とされています。AI向けの高性能メモリ需要が急増しているため、生産ラインの優先順位が一般向けDDR4/DDR5よりもAIサーバー向けへ寄っている構図です。

一般向けメモリからAIサーバー向けへ資源集中

AI向けメモリは単価が高く、需要も継続して成長しているため、メーカー各社が一般向けDDR4/DDR5の優先度を下げる動きを見せています。これによって一般ユーザー向けのDRAM・NANDは 供給が減りやすい → 価格が下がりにくい 状況になっています。

Crucialブランド終了(公式発表済み)による市場縮小の影響

Micronは、2025年12月3日付のプレスリリースで、Crucialブランド販売を段階的に終了する方針を公式に示しました。一般消費者向けチャネルでのCrucial製品の新規販売を、2026年2月末を目途に停止します。既存製品の保証・サポートは継続されます。

メモリを追加するときは「まずCrucial」と選ぶほど信頼されていたブランドだっただけに、今回の撤退は衝撃でした。価格が安定していたCrucialが市場から減ることで、今後メモリ全体がどれほど高騰するのか、現時点では予測が難しい状況です。

今後の価格予測:2026〜2027年まで品薄が続く可能性

メモリ不足は短期的ではなく、中期的(2026〜27年)まで続く可能性 が指摘されています。
ここではDRAMとNANDそれぞれの動向を整理します。

DRAM価格の上昇トレンド

DRAM価格は2024年後半から上昇基調に転じ、2025年に入っても値下がりしにくい状況が続いています。AIサーバー向けメモリの需要が急増しており、2026〜2027年にかけても価格が高止まりする可能性が指摘されています。

特にAI向けHBMの生産確保が優先されているため、一般向け DDR4/DDR5 の価格は「下がりにくく上がりやすい」構造が続きやすいと考えられます。

この構造を生んでいる要因は複数あります。

  • AIサーバー向け生産枠の確保
  • メモリメーカー各社の設備投資の調整
  • 一般向けDDRラインの縮小

これらが重なり、一般向けメモリ価格は“八方塞がり”の状況になっているのが現状です。

SSD(NAND)も不足リスクが広がる理由

SSDに使われるNANDフラッシュも、生産調整の影響で供給がタイトになりつつあります。
2024年後半からは価格の底打ちが見られ、2025年に入ってからは 下げ止まり → 上昇傾向 に移行しているとの指摘が増えています。

特に1TB〜2TBの主力帯は需要が高く、AIサーバー向けのストレージ需要が重なることで、品薄 → 値上がり の流れが続きやすいと見られています。

NAND市場でも、

  • メーカーの生産量調整
  • AI向けストレージの優先度上昇
  • 消費者向けラインの縮小

といった動きがあり、
一般ユーザー向け製品の価格は“下がりにくい状態”が続いています。

自作PC・中古PC市場への影響

メメモリやSSDの値上がりは、自作PC市場だけでなく 中古PC市場にも早い段階で影響が出始めています。

特に影響が出やすいのは次のポイントです。

  • 8GB → 16GB増設のコストが上昇しやすい
  • 16GB以上を搭載した中古PCの価値が上がり始めている
  • NVMe SSD搭載モデルの評価が相対的に高くなる
  • SATA SSD中心のモデルは選ばれにくい傾向が強まる

メモリ・ストレージが“増設前提”だと割高になりやすく、最初から16GB/NVMe搭載のモデルを選ぶ価値が高まりつつある のが現状です。

中古PC専門店の価格を見ていると、16GBメモリ搭載モデルの価格帯が少し上昇し始めています。
これまでも8GBは推奨していませんでしたが、今後は 16GB以上が“事実上の標準構成” となり、ベース価格が少しずつ上がっていく印象があります。

読者が一番知りたいこと:PCは“今買うべき?”

結論としては、「必要性があるなら早めに購入を検討する」 のが現実的です。
メモリやSSDの価格が下がりにくくなっているため、“値下がり待ち”が成立しにくい状況にあります。

メモリ増設の価格はどう動くか

今後は 16GB → 32GB へのアップグレードのコスト差が広がりやすい と見られています。
増設前提のPCよりも、最初から 16GB/32GB を搭載したモデルの方が、結果的に費用を抑えやすいケースが増えています。

中古PCで避けたい構成/狙うべき構成

避けたい構成の例:

  • 8GB固定(スロット1本)
  • SATA SSDのみの構成
  • NVMeスロットなし

狙うべき構成:

  • デュアルチャネル対応
  • NVMe SSD搭載 or 後付け可能
  • 16GB以上のメモリ

8GB固定モデルは、あとからメモリを増やせないため、価格が上がってくると“手を入れられない分だけ損をしやすい構成”です。最初から16GB以上のモデルを選んだほうが、将来の使いやすさとコスパが安定します。

値上がり前にチェックしたいポイント

  • 16GB以上を標準搭載しているか
  • NVMe SSDが使われているか
  • 増設の余地があるか

最近の市場では、16GBメモリ・NVMe SSD搭載の中古モデルが少しずつ値上がりし始めています。
その中で、コストを抑えながらも実用性を確保できる現実的な選択肢としては、次のようなモデルが扱いやすい印象があります。

・Lenovo ThinkPad X13 Yoga(第10世代 / 16GB / SSD 512GB)
360度回転タッチ・ペン対応の上位機で、軽量さと堅牢さのバランスが良いモデルです。第10世代i5でも日常用途には十分で、メモリ16GB・NVMe構成で長く使いやすい仕様です。

・HP ProBook 430 G7(第10世代 / 16GB / SSD 512GB)
ビジネス機としての完成度が高く、軽めの作業ならサクサク動く構成です。整備済み品の中でも在庫が安定しやすく、価格が急騰しにくいメリットがあります。


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メモリ不足の背景を理解するには、まず メモリやストレージの基礎知識 を押さえておくと判断が早くなります。

【買って後悔しない!】メモリ8GB vs 16GB: 中古パソコンを選ぶ際の基準

中古パソコンを選ぶ際に迷いがちなメモリ容量。8GBと16GBの違いや、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説し、使用用途に合ったメモリ容量を選ぶ基準をサポートします。

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👉【2025年版】価格帯別に選ぶ整備済みノートPCおすすめ7選【3万〜7万円台】

SSDの種類で迷いやすい場合は、NVMeとSATAの違い をまとめた記事で価格と性能の違いをチェックしておくと安心です。

👉【どちらがいい?】SSDとHDDの違いと中古PC選びへの影響

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Micron が Crucial 終了を発表|中古PCユーザーへの影響をサクッと整理

Micron が Crucial のコンシューマ向け事業を終了へ。Crucial 製品はまだ使用可能で保証も継続予定。中古PCユーザー向けに、撤退理由と今後の代替ブランドを分かりやすく整理します。


まとめ:数年単位で続く可能性があるため、動向チェックを推奨

今回のメモリ・SSD不足は、AI需要という大きな構造変化が背景にあるため、短期的に収束する可能性は低い と見られています。
PCの買い時については、値下がりを待つよりも 用途が明確になった時点で購入を検討する 方が、結果として後悔が少ない判断になります。

メモリやSSDの価格は、2025年以降もしばらくは下がりにくい状況が続くと予測されています。
必要なスペックが固まっている場合は、早めに候補をチェックしておくと安心です。

必要になったタイミングが、そのPCの“買い時”だと思っています。この記事が少しでも判断材料になればうれしく思います。

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参考情報

※いずれも報道ベースであり、Micron公式発表は未確認(2025年12月時点)

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Shin
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