
はじめに:CPU-Zとは?なぜPCのスペック確認に役立つのか

中古PCを購入するとき、「このパソコン、本当にスペック通りなの?」と不安に感じたことはありませんか?
実は、パソコンのスペックは見た目だけでは判断できません。CPUの種類やメモリの容量、動作速度など、細かい情報を正確に把握することで、購入前の判断材料になったり、購入後のパフォーマンスチェックができたりします。
そこで役立つのが「CPU-Z」です。CPU-Zは無料で使えるPCスペック確認ツールで、CPUやメモリ、マザーボードなどの詳細情報を簡単にチェックできます。
本記事では、CPU-Zの基本機能と使い方を解説しながら、特に中古PCを購入する前後での活用方法について詳しく紹介していきます。
CPU-Zで何ができる?基本機能を詳しく解説
CPU-Zは、PCの主要なハードウェア情報を詳細に確認できるツールです。
特に中古PCを購入する際や、スペックが正しいか確認したいときに役立ちます。
ここでは、CPU-Zで取得できる主な情報を紹介しながら、実際の活用シーンを交えて 解説します。
CPU情報の確認

CPU-Zのメイン機能の一つが、CPUの詳細情報を取得すること です。
例えば、以下のような情報が確認できます。
- CPUのモデル名(例:Intel Core i5-10400、AMD Ryzen 5 3600 など)
- クロック数(GHz単位での動作周波数)
- コア数・スレッド数(マルチタスク性能の指標)
- キャッシュメモリの容量(L1、L2、L3キャッシュ)
メモリ情報の確認

CPU-Zでは、搭載されている メモリの詳細 も調べることができます。
- メモリの種類(DDR4 / DDR5 など)
- メモリ容量(例:8GB、16GB)
- 動作クロック(速度)(MHz単位で表記)
マザーボード情報の確認

CPU-Zでは、PCの基盤となる マザーボードの詳細 も調べられます。
- メーカー名・型番(例:ASUS PRIME B450M など)
- BIOSのバージョン(最新かどうかを確認可能)
グラフィック情報の確認

CPU-Zでは、搭載されている グラフィックチップ(GPU)の基本情報 も取得できます。
- 内蔵GPUの種類(例:Intel UHD Graphics 630)
- クロック速度(GPUの動作周波数)
👉 ミニPCの種類によっては、外付けグラボとセットでパワーアップすることができますよ。まあ、グラボに電源に便利なドッキングステーションなどが必要になりますけど。


CPU-Zのインストールと基本的な使い方
CPU-Zを利用するには、まず 公式サイトから安全にダウンロード し、インストールする必要があります。
ただし、Google検索で「CPU-Z ダウンロード」と調べると 偽サイトが紛れていることがある ので注意が必要です!
ここでは、CPU-Zを 安全に入手する方法と、初心者でも迷わず使える基本操作 を解説していきます。
CPU-Zのダウンロード方法(安全な入手方法)

CPU-Zは 【必ず公式サイト】 からダウンロードしましょう!
CPU-Zのダウンロード手順


公式サイトから、安全にダウンロードする手順を紹介します。
- 公式サイト(https://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html)へアクセス。
- 「Download」ボタンをクリック。
- インストーラー版(EXE) or ポータブル版(ZIP)を選ぶ。
- インストーラー版(EXE) → 通常はこちらを選択(初心者向け)
- ポータブル版(ZIP) → インストール不要で使える(上級者向け)
- ダウンロードが完了したら、ファイルを開く or 解凍する。

Webの情報によると、ZIP版だとレジストリに余計な情報を書き込まないらしいですが、詳細は不明です。ダウンロード元がしっかりしていれば安心してインストールできるので、EXE版でも問題ありません。
CPU-Zのインストール手順(EXE版の場合)
- ダウンロードした「cpu-z_x64.exe」または「cpu-z_x86.exe」を開く。
- セットアップウィザードが表示されるので「Next」をクリック。
- 利用規約(License Agreement)に同意し、「Next」を押す。
- インストールフォルダを選択(通常は変更不要)。
- 「Install」をクリックし、インストールが開始される。
- 「Finish」を押して完了!
👉 インストール後にCPU-Zを開くと、自動的にPCの情報が表示されます!

単語と数字だけなので英語でも問題ないと思いますが、日本語環境が欲しい方は以下の情報を参考に日本語化してみてください。
日本語化パッチの導入方法
- CPU-Zをインストール(またはZIP版をダウンロード)
- 以下のサイトから日本語化パッチをダウンロード
👉 CPU-Z日本語化パッチ配布ページ - パッチを適用して、設定を変更
- CPU-Zを再起動し、日本語表記になっているか確認
日本語化することで、「CPU」「メモリ」「マザーボード」などの情報が直感的に理解しやすくなり、初心者でも迷わず使えるようになります。
💡 特に、PC初心者や英語が苦手な方にはおすすめの方法です!
CPU-Zの基本的な使い方(初心者向け)
CPU-Zを開くと、最初に CPUの詳細情報 が表示されます。
画面上部の タブを切り替えることで、PCのさまざまな情報を確認可能!
主要なタブの役割
タブ名 | 表示される情報 |
---|---|
CPU | プロセッサの詳細情報(型番・クロック数・コア数・キャッシュメモリなど) |
Mainboard | マザーボードのメーカー・型番・BIOSバージョン |
Memory | メモリの種類・容量・動作クロック |
SPD | メモリのスロット情報(増設できるか確認!) |
Graphics | 内蔵GPU(グラフィックチップ)の情報 |
Bench | CPUのベンチマーク機能(性能測定) |
スクリーンショット
以下はGMKtec G9 のスコア例です。






確認した情報は、エクスポートして保存することができます。

まとめ
- CPU-Zは必ず「公式サイト」からダウンロードする!(偽サイトに注意)
- インストール版(EXE)とポータブル版(ZIP)がある!(初心者はEXE推奨)
- CPU-Zを開いたら、CPU / メモリ / マザーボード情報を確認しよう!
- スペック不足なら、メモリ増設やパーツアップグレードを検討!

中古PCもよほどこだわりがなければ古すぎるのは避けておきましょう。通常利用なら3年〜4年前くらいまでに発売されたPCが無難。保証がしっかり欲しいなら、PC WRAP が良いかもしれません。(参照 : PC WRAPのサイト紹介とサービス内容 )
中古PCユーザー必見!CPU-Zの活用法

CPU-Zは 中古PCの購入前・購入後のスペック確認 に大活躍!
特に 「本当にこのスペック通りなの?」 という疑問をすぐに解決できます。
ここでは、具体的な活用シーン を交えながら、CPU-Zをどのように活かせるのか を解説します。
1. 中古PCを買う前にスペックをチェック!
中古PCを購入する前に、事前に 「本当にそのスペックで問題ないか?」 を確認することが重要です。
例えば、ネットショップやオークションサイトで 「Core i7搭載!」 という中古PCを見つけたとします。
でも、こんな落とし穴が…!
- 実は 古い世代のCore i7(第4世代など) で、最新のi3にも負ける性能だった…
- ストレージがHDDのままで、動作が遅すぎた…
- メモリが「最大16GB対応」なのに、実際は8GBしか増設できなかった…
どうすればいい?
- メーカーの公式サイトで型番を調べ、対応スペックを確認!
- レビューや比較記事を参考に、性能をチェック!
- もし不安なら、新しめのモデルを選ぶのもアリ!
スクリーンショット


初心者さんは世代まで気が回らないですよね。中古のスペック表にも書いてないことがありますし。「【2024年版】初心者向け中古パソコン購入ガイド|失敗しない選び方と注意点」を参考に選び方に気をつけましょう!
2. 中古PCを買った後に、想定スペックと合っているか確認!
中古PCを買ったら、すぐにCPU-Zを使って「本当にスペック通りか?」をチェック!
例えば、こんなケースがある…
- 「メモリ16GB」と書かれていたのに、実際は8GBしかなかった!
- 「SSD 512GB」との記載があったのに、CPU-Zで確認したらHDDだった…
- 「最新BIOSにアップデート済み」と書かれていたのに、実際は古いバージョンのままだった!
どうすればいい?
- CPU-Zの「Memory」タブで、メモリの容量&規格を確認!
- ストレージが違った場合は、デバイスマネージャーやCrystalDiskInfoで詳細をチェック!
- BIOSバージョンが古いなら、メーカーサイトでアップデートを検討!
👉 「メモリが足りないなら?増設で解決!」
👉 「SSDに交換すれば爆速化!」
3. パフォーマンスが遅い?なら、メモリ増設&SSD換装を考えよう!
CPU-Zでスペックを確認してみたら、「思ったよりも性能が低い…」 なんてことも。
そんな時は、メモリの増設やSSD換装 でパフォーマンスを向上させるのがオススメ!
例えば、こんなケース!
- メモリが「4GB」しかない → 8GBや16GBに増設で快適化!
- HDD搭載で動作が遅い → SSDに換装すれば起動速度が爆速に!
- BIOSが古い → 最新版にアップデートすれば不具合解消!
まとめ
- 中古PCを買う前に、CPU-Zでチェックすべきポイントを把握しよう!
- 購入後も「本当にスペック通りか?」を確認することが大事!
- スペック不足なら、メモリ増設やSSD換装でパフォーマンスアップ!



具体的にアプリからどのように判断するのかは、「CPU-Zを使って中古PCの性能を診断する方法【GMKtec G9で実践】」にて紹介しています。
まとめ:CPU-Zを使えばPCのスペック確認は簡単!

CPU-Zを使うと PCのスペックをすぐにチェックできる!
特に中古PCユーザーにとって、購入前・購入後のスペック確認 はめちゃくちゃ重要!
もし、CPU-Zで確認したスペックが 「思ったより低い…」「動作が遅い…」 と感じたら、
- メモリ増設
- SSD換装
- BIOSアップデート
を検討するのがオススメ!
CPU-Zでスペックを確認した後の次のステップ
メモリ不足なら増設!
「CPU-Zでメモリが 4GBしかない… そりゃ遅いわけだ!」
👉 増設して8GB or 16GBにすれば、一気に快適に!
HDD搭載なら、SSDに交換!
「CPU-Zでストレージを確認したら、まさかのHDDだった…!?」
👉 SSDに交換すれば、PCの起動時間が10分の1に!
BIOSが古かったらアップデート!
「CPU-ZでBIOSバージョンを見たら、2016年のままだった…」
👉 メーカーサイトで最新BIOSをダウンロードして更新しよう!
▼GMKtec G5 の Bios アップデート方法を紹介したYoutubeです
手順まとめ
- USBフラッシュドライブをコンピュータに挿入します。
- USBフラッシュドライブをNTFS形式にフォーマットします。
- BIOSファイルをUSBフラッシュドライブのルートディレクトリにコピーします。
- 起動時にF8キーを押してUSBドライブを選択します。
- BIOSの更新後、再起動して完了します。
CPU-Zで中古PCをもっと快適にしよう!
中古PCのスペック確認だけじゃなく、
- PCの性能を最大限引き出すためのアップグレード
- CPU-Zを活用したパフォーマンスチェック
も活用して、快適なPC環境を作ろう!✨

- 中古パソコンブロガー|お得なPC選びをサポート
- パソコンの選び方やお得情報を発信するブログです。特に中古PCや最新モデルのレビューに力を入れ、実際に試した商品や信頼できる情報をもとに厳選したおすすめをお届けしています。パソコン選びに迷っている方へ、安心して選べるお手伝いができればと思っています。👉 もっと詳しく知る
⬇良いなと思ったらポチッとお願いします。
